2024年4月8日、見頃を迎えた東武野田線古利根川橋梁近くの桜。
生憎の曇天でしたが、満開の桜に春の訪れを実感しました。
野田線では5両編成化・新型車両の就役が発表されており、ここでの8000系・10030系と桜との風景は、そう遠くない将来に失われることになります。
2023年12月21日。10080型11480Fが11461Fと併結され、8両編成で廃車回送されました。
11480Fは、1990年に就役した100系スペーシアの試金石として、東武鉄道初のGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御を採用し、1988年3月に就役しました。試験車両という位置付けであり、10080型を名乗る唯一の編成です。
2005年頃、インバータ装置に不具合が発生し、その後IGBT素子による装置に交換されて他の10000系とともに本線系統の輸送に活躍しました。また、車体については2015年にリニューアル工事が施工されています。
残念ながら2021年の秋頃から運用を離脱して長く休車状態となっていましたが、遂に廃車となってしまいました。