東武鉄道8000系は、1963年(昭和38年)11月から導入された通勤車両です。
1983年(昭和58年)まで増備が続き、国鉄・JRを除く私鉄では最多の車両数となる712両が製造されました。東武鉄道のほぼ全線で活躍し、「私鉄の103系」とも称されました。
2019年6月現在では新系列への世代交代が進み、本線系統では試運転や臨時運転でしか運行されませんが、大師線・亀戸線・野田線・佐野線・桐生線・小泉線・越生線と、伊勢崎線北部ローカル・東上線小川町以北で活躍しています。
尚、初期修繕車の8111F(1963年製造)については東武博物館の所有になり、通勤型車両としては非常に珍しい「動態保存車」として、団体専用運用等で姿を見ることができます。