東武日光線の板荷~下小代間を快走する300系350型。
伊勢崎線急行用1800系からの改造車であり、本来は日光線快速急行の格上げ急行用として登場した300系ですが、2006年3月のダイヤ改正にて列車種別の変更が行われ、特別料金が必要な優等種別は全て特急に統合されました。しかしながら、東武を代表する特急100系スペーシアとの性能・設備格差は大きく、料金は急行料金をベースとした設定とされ、現在ではかつてのB特急のような扱いになっています。6両固定の300型2編成は2017年4月をもって引退し、現在は4両固定の350型3編成が現存するのみです。
300型と入れ替わるように分割併合型の特急500系リバティがデビューし、その増備の計画や新型フラッグシップ特急の計画も発表された中、この350型による特急は近い将来見られなくなることでしょう。