2020-06-08 東武佐野線 終着駅「葛生(TI39)」 安蘇馬車鉄道を前身とし、群馬県館林から栃木県佐野市の葛生を結ぶ22.1㎞の東武佐野線。終点の葛生駅の先にはかつて貨物線が伸び、石灰、セメント、ドロマイトを輸送していました。貨物全盛期の葛生駅は、駅員80名、構内には旅客用を含めて20本の線路を有する東武最大の規模を誇るターミナル駅でした。 現在では貨物用の施設や側線はほぼ撤去され、空いたヤードの敷地には太陽光発電パネルが並んでいます。しかし、途切れた線路の先には架線柱が残り、工場群に向かって伸びる築堤が当時を偲ばせます。 葛生~多田間の秋山川橋梁を渡る。 建て替えられた新駅舎は、2014年から使用を開始した。 ホームに停車中の8162Fと、側線にて停泊中の208F。 朝の上り浅草行き「りょうもう」に充当される200系は、側線にて前日から夜間停泊。 3連の800・850型も入線していたが、2020年6月ダイヤ改正で姿を消した。 線路は唐突に途切れる。 かつて葛生駅から先に延びていた貨物線(会沢線・大叶線、日鉄鉱業羽鶴専用鉄道)の名残りが今も残る。