2020年12月1日、特急「りょうもう」用の200系201Fが、館林から渡瀬へ廃車回送されました。200系列初の廃車となりました。
201Fは1990年に就役しましたが、元DRCことかつての東武看板特急である1720系1741Fを種車とした更新車として生まれました。車体は新製ながら、台車や主電動機などの主な下回り機器は1741Fから受け継がれています。その1741Fは1963年の就役であることから、流用された機器は実に57年もの長期にわたり優等車両として走り続けました。
休車期間が長かったことから車体塗装の劣化が進み、錆垂れによって痛々しい姿で最後を迎えましたが、その役目を十二分に果たしました。