東武6050系、6155＋6159＋6169F廃車回送

2021年12月7日。6050系のうち3編成6両、6155F(旧6117F)・6159F(旧6109F、霜取パンタ付)・6169F(旧6101F)が廃車回送されました。

これで6050系のうち6000系からの車体更新車で残る編成は、51F・52F・57F・62F・68F・70F・71Fの7編成となりました。今までのところ、まだ完全新造車からの廃車は発生していません。完全新造車は野岩・会津所属編成を含めて9編成が在籍しています。

20400型の改造工事も大詰めを迎え、ますます6050系の活躍する場が少なくなり、今後も廃車が発生することが予想されます。

今回の廃車回送にて、乗務員の6050系に対する餞別の気持ちでしょうか。運転助手席側の前面窓に、「けごん」のヘッドマークの周りにロイヤルベージュ&マルーンカラーの電車(100系・1720系・5700系・6050系)のイラストが描かれたカバンが置かれていました。

新栃木から南下し、春日部駅の5番線に入線。

上り方先頭には6159F。

中間には霜取りパンタ装着車の6155F。

下り方先頭には6169F。

6169Fを先頭に、北館林への出発を待つ。

運転助手席側の窓に置かれた、運転士氏のカバン。

春日部駅にて折り返した編成は、東武動物公園駅5番線に入線。

かつて「快速」「区間快速」として、毎日4番線から日光・会津田島へ多くの乗客を乗せ出発して行った。

乗務員の交代後、帰らぬ旅路へと出発して行く。

かつての「快速」「区間快速」運用で活躍していた頃の3編成。

「快速」「区間快速」が廃止された2017年4月、GW臨時として1800系と6050系による臨時列車が浅草～東武日光へ運行された。4月29日の6050系臨時列車は、今回廃車された6155Fと先に廃車済の6167Fによる編成だった。