東武鉄道所属の6050系のうち、6000系復刻塗装車の6179Fはラストナンバーです。トップナンバーである6151Fと編成を組み、日光線運用に就いている姿です。
板荷~下小代間
東武金崎~楡木間の思川堤防は桜の名所であり、河川敷は野球場と「かっぱ広場」という公園になっています。残念ながら昨年の台風・豪雨被害で河川敷は荒れてしまいました。
2020年3月28日から東京メトロ日比谷線でATO運転が開始されたことに伴い、前日の3月27日をもって東武20000系列が日比谷線直通運用から撤退となりました。
21807F・21812F・21854F・21855F・21856Fの5編成が北館林荷扱所に送られずに春日部支所に残存していましたが、2月には12Fが運用離脱し、残り4編成が70000系とともに日比谷線直通運用に就いていました。
【最終運用日と運用】
21807F 3/26(37T)
21854F 3/26(25T)
21855F 3/27(29T)
21856F 3/27(09T)
これで20000系列全24編成が引退しました。
ヘッドマークの取り付けやイベント等もなく、一足先に引退した東京メトロ03系と同様、寂しい引退となりました。
業平橋電留線にて出場時刻を待つ350型352F。
浅草18時20分発、しもつけ283号として東武宇都宮へ向かいます。350型唯一の毎日運行される定期列車ですが、6月ダイヤ改正で姿を消します。
東武鉄道では、2020年6月6日のダイヤ改正にて特急「しもつけ」の運行取りやめを発表しました。
特急「しもつけ」は浅草と東武宇都宮を結ぶ列車で、朝の東武宇都宮発浅草行の上り282号と、夜間の浅草発東武宇都宮行の下り283号の1往復が毎日運行されています。
「しもつけ」の前身は、戦後の1953年(昭和28年)8月から1959年(昭和34年)11月の間に運行されていた急行「しもつけ」であり、その廃止後はしばらく宇都宮線に有料優等列車は運転されませんでしたが、1988年(昭和63年)に6050系による快速急行として再び「しもつけ」が復活します。その後、1800系改造による350型の投入によって急行化され、「ビジネスライナーしもつけ」・急行「しもつけ」、そして特急「しもつけ」として走り続けました。
しかしながら、東京~宇都宮の都市間輸送ではJRに敵わず、全線通しての旅客よりも浅草・北千住~通勤圏のホームライナー的なニーズがメインでした。
かつては準急「東武日光・東武宇都宮行き」など特別料金不要の列車においても伊勢崎線・日光線・宇都宮線を直通する列車が見られましたが、南栗橋での系統分離により、日光線でさえかつてのような直通運用は有料特急のみとなってしまいました。
500系リバティによる「リバティけごん・しもつけ」のような列車を期待していましたが、残念ながら350型特急「しもつけ」はその歴史に幕を下ろすことになります。