ありがとう350型 定期運行「特急きりふり」 思う存分乗りまくり 日帰りツアー

350型特急「きりふり」の定期運行が最終日となる2022年3月6日(日)、東武トップツアーズにより「きりふり283号」「きりふり284号」「きりふり283号」の3運用に乗車する『ありがとう350型定期運行「特急きりふり」思う存分乗りまくり日帰りツアー』が催行されました。

当日は351Fが充当され、ツアー客は2号車(351-3)に乗車となりましたが、他の車両も満席の状態でした。

急行「りょうもう」用1800系として1969年に就役し、1991年に日光線急行用として改造された350型は、2006年に列車種別の変更により「特急」に格上げされ、実に53年間もの長期に渡って優等列車として活躍を続けました。

優等列車として登場した車両が、経年と共に格下げされて使用される例はよく見られますが、元々「急行」用として登場した車両が「特急」として定期運行を終えるということは、大変稀なことです。

当日の朝。浅草駅には350型定期運用ラストランの告知装飾。

朝の上り特急「きりふり82号」が浅草に到着。この便はツアーに含まれていない。

浅草駅10時38分発、特急「きりふり281号」からツアー客乗車。車内では弁当・お茶が配られた。

雪が舞う東武日光駅に到着した「きりふり281号」。

東武日光駅を定刻14時00分に出発する、特急「きりふり284号」。

浅草駅に到着。電光掲示板では、最後の運用となる下り特急「きりふり283号」新栃木行きの案内に「さようなら」の文字。

最後の定期運用となる、特急「きりふり283号」の送り込み回送が業平橋電留線から浅草駅に入線。

特急「きりふり283号」新栃木行きが16時39分に浅草駅を出発する。運転助手席側には、350seriesのバックが置かれた。

定期運用最後の目的地である新栃木駅に到着後、所属区の南栗橋車両管区へと引き上げていく。

ツアー3列車の記念乗車証。ツアー参加者は2号車に乗車。

惜別、特急「きりふり号」。これで東武300系350型は、検査切れ順に廃車されていくものと思われる。まだ検査期間に余裕がある353Fが、今後の臨時運転に対応すると想定。