東武博物館所有の動態保存車8000系8111F。
初期修繕を受けているため登場時の姿ではありませんが、正面上部標識灯や運転席窓下の通風器などの復元により、往時の雰囲気に近付けられています。
こうしてモノクロ写真で見ると、かつて沿線で眺めていた風景が蘇ります。現役の8000系が次々と淘汰されていき、将来的には部品確保も困難になって永続的な動態保存は限りなく不可能だと思いますが、1日でも長くその姿が見られることを願ってやみません。
東武博物館所有の動態保存車8000系8111F。
初期修繕を受けているため登場時の姿ではありませんが、正面上部標識灯や運転席窓下の通風器などの復元により、往時の雰囲気に近付けられています。
こうしてモノクロ写真で見ると、かつて沿線で眺めていた風景が蘇ります。現役の8000系が次々と淘汰されていき、将来的には部品確保も困難になって永続的な動態保存は限りなく不可能だと思いますが、1日でも長くその姿が見られることを願ってやみません。
東武鉄道1800系は、かつて急行「りょうもう」号として活躍していた急行用車両です。
1969年(昭和44年)に4両編成6本が就役し、1973年(昭和48年)には2本が増備されました。また、利用者の増加に伴い、1979年(昭和54年)には中間車2両を加えて6両編成化されました。
1987年(昭和62年)には更に1編成(1819F)が増備され、1800系は全9編成となりました。この1819Fは、後継車両200系が登場して1998年に「りょうもう」を置き換えた後も原形のまま存続され、団体・臨時列車として活躍していましたが、2018年5月のラストランをもって引退し、廃車・解体されて型式消滅となりました。
東武鉄道8000系は、1963年(昭和38年)11月から導入された通勤車両です。
1983年(昭和58年)まで増備が続き、国鉄・JRを除く私鉄では最多の車両数となる712両が製造されました。東武鉄道のほぼ全線で活躍し、「私鉄の103系」とも称されました。
2019年6月現在では新系列への世代交代が進み、本線系統では試運転や臨時運転でしか運行されませんが、大師線・亀戸線・野田線・佐野線・桐生線・小泉線・越生線と、伊勢崎線北部ローカル・東上線小川町以北で活躍しています。
尚、初期修繕車の8111F(1963年製造)については東武博物館の所有になり、通勤型車両としては非常に珍しい「動態保存車」として、団体専用運用等で姿を見ることができます。
東武特急「しもつけ」「きりふり」に充当される350型。
200系の就役により、「りょうもう」運用から離脱した1800系を改造し、1991年に就役した4両固定編成の急行用車両です。6両固定で改造された300型も活躍していましたが、2017年4月に引退し廃車・解体されました。
2006年3月18日のダイヤ改正で、座席指定列車は「特急」に統合され、本系列も特急車両になりました。
当初は日光線・鬼怒川線・宇都宮線急行「しもつけ」「ゆのさと」、野岩鉄道・会津鉄道直通「南会津」、夜行列車「スノーパル」として活躍していましたが、2019年6月現在の定期運用は1日1往復の浅草~東武宇都宮を結ぶ特急「しもつけ」のみ。土日運転では浅草~東武日光を結ぶ特急「きりふり」が運行されています。